Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
企画展のみどころ
明治時代初期、政府主導のもと急激な欧化政策が推進され、日本美術、とりわけ日本画が一時衰退しました。しかし、殖産興業を背景とした海外での博覧会を通じて日本美術への関心が高まると、
外国人教師のアーネスト・フランシスコ・フェノロサ(1853〜1908)やその教え子の岡倉天心(1863〜1913)の主導によって、日本の伝統絵画の保護と革新に乗り出し、新時代にふさわしい日本画の創造を目指しました。
本展では、近代日本画の父と称される狩野芳崖をはじめ、日本画の革新に挑戦した菱田春草、横山大観、
竹内栖鳳らと同時代に活躍した画家たちの作品を紹介し、新時代に創造された日本画の魅力に迫ります。
竹内栖鳳《富士図》明治時代本間美術館蔵(酒田市指定文化財)
- 橋本関雪《桃花春鳩図》 大正~昭和時代 致道博物館蔵
- 菱田春草《春丘》 明治38~39年(1905~1906)個人蔵
- 横山大観・菱田春草《寒山・拾得》 明治36年(1903) 個人蔵
- 横山大観《鳥海山図》 大正15年(1926) 個人蔵(酒田市指定文化財)
渡辺省亭《室積遊女長之図》 明治31年(1898)個人蔵
川合玉堂《山水図》 明治~昭和初期 本間美術館蔵
狩野芳崖《龍虎之図》 幕末〜明治時代 本間美術館蔵
野口小蘋《青緑山水図》 大正2年(1913)本間美術館蔵
服部五郎《山水図》 明治42年(1909)本間美術館蔵
- 富岡鉄斎《歳寒三友図扇面》 明治37年(1904)頃
本間美術館蔵 - 田能村直入《雨後観瀑図扇面》 明治時代
本間美術館蔵