公益財団法人 本間美術館は、「公益」の精神を今に伝え、近世の古美術から現代美術、別荘「清遠閣」の緻密な木造建築の美、「鶴舞園」、さらには北前船の残した湊町酒田の歴史まで楽しめる芸術・自然・歴史の融合した別天地。

公益財団法人 本間美術館

Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

企画展のみどころ

公益財団法人 本間美術館 [山形県 酒田市] > 展示スケジュール > 武家の美術
日時:
2016年9月2日 – 2016年10月11日 終日 Asia/Tokyo タイムゾーン
2016-09-02T00:00:00+09:00
2016-10-12T00:00:00+09:00
 高嵩谷《須磨・住吉図屏風》(右隻)江戸時代中期

武家の美術

平成28年9月2日(金)〜 平成28年10月11日(火)※会期中は無休
[前期]9月2日(金)〜9月22日(木・祝) [後期]9月23日(金)〜10月11日(火)※[前期]と[後期]で展示替えとなる作品もございます。

■主催/公益財団法人 本間美術館
■共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
■後援/酒田市・酒田市教育委員会

【ギャラリートーク】
9月11日(日)午後2時~

 本間美術館には、戦後まもない昭和22年5月に開館して以来、本間家や多くの篤志家からのご寄贈、美術館活動の中での美術品の収集により、絵画、書、茶道具や漆器などの工芸品、古文書、浮世絵など多岐にわたる幅広いジャンルのコレクションが収蔵されています。
その中には、本間家が拝領した庄内藩主酒井家や米沢藩主上杉家ゆかりの名品をはじめ、酒井家と加賀藩主前田家ゆかりの婚礼調度、肥後熊本の藩主だった加藤家や細川家、そして徳川家などにゆかりのある美術品が数多く含まれています。
今回の展覧会では、これら武家にゆかりのある絵画、書、工芸品を一堂に展示します。武家が育んだ文化に触れるまたとない機会となりますので、ぜひご鑑賞下さい。
 また、国指定重要文化財『市河文書』より木曽義仲の唯一の自筆花押がある「木曽義仲下文」などもあわせて公開しますので、お見逃しなく。

武家の美術 出品リスト

【全期間】
  • 直江兼続《春日賦花七絶》直江兼続《春日賦花七絶》慶長3年(1598)個人蔵 山形県指定文化財慶長3年(1598)3月15日、豊臣秀吉が行った「醍醐花見」で直江兼続が詠んだ詩。
  • 啓叔宗廸《沢庵和尚像》江戸時代中期啓叔宗廸《沢庵和尚像》江戸時代中期 酒田市指定文化財細川家十六代当主・細川護立氏よりご寄贈の沢庵和尚の肖像。
  • 山田道安筆枯木鳩図 戦国時代末期〜桃山時代山田道安枯木鳩図 戦国時代末期〜桃山時代 酒田市指定文化財
  • 《青磁牡丹唐草文大花瓶》《青磁牡丹唐草文大花瓶》中国・元時代(14世紀)山形県指定文化財
  • 《金紋鋏箱》《金紋鋏箱》江戸時代前期〜中期頃外出の際に衣類を入れて持ち運ぶ道具で、かつぎ棒を通して従者に担がせた。
  • 《黒塗軍配団扇》伝上杉謙信所用《黒塗軍配団扇》伝上杉謙信所用室町時代末期〜桃山時代
  • 《割高台茶碗》《割高台茶碗》朝鮮時代(16世紀)
  • 《古瀬戸平茶碗》伝細川三斎所用《古瀬戸平茶碗》伝細川三斎所用 室町時代
  • 市河文書《木曽義仲下文》市河文書《木曽義仲下文》治承4年(1180)11月13日国指定重要文化財現存する木曽義仲の自筆花押(サイン)がある唯一の文書。
  • 《酸漿草・梅鉢紋散若松唐草蒔絵櫛箱》《酸漿草・梅鉢紋散若松唐草蒔絵櫛箱》江戸時代中期庄内藩主酒井家と加賀藩主前田家ゆかりの婚礼調度(嫁入り道具)。
【前 期】
  • 徳川光圀書状《施薬院宛》徳川光圀書状《施薬院宛》年未詳
  • 谷文晁《十二ヶ月山水屏風》谷文晁《十二ヶ月山水屏風》(右隻)文政元年(1818)
【後 期】
  • 谷文晁《十二ヶ月山水屏風》谷文晁《十二ヶ月山水屏風》(左隻)文政元年(1818)
  • 上杉鷹山《一行書「君子喩於義」》上杉鷹山《一行書「君子喩於義」》江戸時代中期。名君として名高い上杉鷹山公が書いた孔子の論語の一節。