公益財団法人 本間美術館は、「公益」の精神を今に伝え、近世の古美術から現代美術、別荘「清遠閣」の緻密な木造建築の美、「鶴舞園」、さらには北前船の残した湊町酒田の歴史まで楽しめる芸術・自然・歴史の融合した別天地。

公益財団法人 本間美術館

Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

企画展のみどころ

公益財団法人 本間美術館 [山形県 酒田市] > 展示スケジュール > 【美術展覧会場】特別展 中村秀和 作陶展 -青瓷に魅せられて-

中村秀和 作陶展

主催/
公益財団法人 本間美術館
共催/
山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
後援/
酒田市・酒田市教育委員会
開館時間/
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入 館 料/一般/1,000円(900円) 
高・大学生/450円(400円) 
小・中学生/無料
※( )内は15名以上の団体入館料

上記入館料で国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)」「清遠閣」もご覧いただけます。

中村秀和氏によるアーティストトーク

  • アーティストトークは、14:00より45分程度を目安に行います。
  • 予約不要・参加には入場券が必要です。
  • コロナ感染拡大の状況により、中止する場合がございます。

出羽三山の主峰・月山と庄内平野の田園風景を眼前にして作陶する中村秀和氏。
山形県鶴岡市に生まれ、陶芸家・荒田耕治氏に師事した後、郷里に工房を構えています。日本伝統工芸展や日本陶芸美術協会選抜展などに出品し、多数受賞歴のある、今後ますます活躍が期待される陶芸家です。様々な釉薬を研究する中村氏の代表作は青瓷。一般的な磁器の青磁ではなく、赤土に青磁釉を施した「青瓷」に20数年取り組んでおられます。凛とした佇まいに、独特の柔らかさと温もりが感じられ、繊細で美しい貫入は最大の見どころです。何層にも重なるような立体的な貫入は、作品に無限の奥行を与え、観る者を作品の深部へと引き込みます。本展では、青瓷の花器や大皿、鉢などを中心に、近年力を入れている黄玉瓷の作品も併せてご紹介します。長年の研究により計算された技巧と、炎という自然がもつ大きな力が融合した芸術をご堪能下さい。

中村秀和・略歴

1968 山形県鶴岡市に生まれる
1994 茨城県窯業指導所 ロクロ科を修了
陶芸家・荒田耕治に師事
1998 帰郷し、窯を構えて独立
2004 日本伝統工芸展 入選
2005 日本伝統工芸展 入選、山形県美展 奨励賞
2007 伝統工芸新作展 入選、山形県美展 山形放送賞
2008 山形県美展 山形放送賞
2009 山形県美展 山形放送賞
河北工芸展 宮城県文化振興財団賞
2010 東日本伝統工芸展 入選
2011 東日本伝統工芸展 入選、山形県美展 奨励賞
2012 山形県美展 奨励賞
2013 第6回現代茶陶展 入選、第1回陶美展 入選
山形県美展 奨励賞
2014 第2回陶美展 入選
2015 東日本伝統工芸展 入選、第3回陶美展 入選
2016 第4回陶美展 入選
2017 東日本伝統工芸展 入選、山形県美展 奨励賞
2018 第5回陶美展 入選、東日本伝統工芸展 入選
2019 第6回陶美展 入選
2020 第7回陶美展 入選

松屋銀座、池袋東武、藤崎百貨店、ギャラリー栞など、 県内外で個展を多数開催。
現在、日本陶芸美術協会会員・日本工芸会準会員・山形県美展無鑑査

主な出展作品

青瓷輪文大鉢青瓷輪文大鉢

青瓷輪文陶筥青瓷輪文陶筥

青瓷輪花壺青瓷輪花壺

  • 黄玉瓷香炉黄玉瓷香炉
  • 青瓷透かし器青瓷透かし器

青瓷小鉢青瓷小鉢

黄玉瓷流文長皿黄玉瓷流文長皿

黄玉瓷抹茶碗黄玉瓷抹茶碗