Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
企画展のみどころ
- 会期平成29年7月28日[金]▶9月5日[火]
- 会場公益財団法人本間美術館 美術展覧会場
- ■主催/公益財団法人 本間美術館 ■共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
■後援/酒田市・酒田市教育委員会
・開館時間/午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
・入館料/一般900円(810円)学生400円(350円)小・中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金になります。
※上記入館料で国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)」「清遠閣」もご覧いただけます。
- 伊藤若冲《葡萄に鶏図》 個人蔵
昭和22年(1947)年5月15日に開館した本間美術館は、今年で開館70周年を迎えました。
当館には、絵画、書、茶道具や漆器などの工芸品、古文書、浮世絵など多岐にわたる幅広いジャンルのコレクションが収蔵されていますが、とりわけ、江戸時代の絵画には質の高い作品が多くそろっており、当館を代表するコレクションの一つとなっています。
本展は、開館70周年を記念し、17世紀初頭から19世紀後半に至る約260年間の江戸時代の絵画史の大きな流れを、当館が所蔵する江戸絵画の名品とともに、郷土に伝わった優品の数々でご紹介する特別展です。
狩野探幽、尾形光琳、池大雅、与謝蕪村、円山応挙、近年注目を集める伊藤若冲や曾我蕭白ら奇想の画家の多彩な作品を通して、江戸絵画の魅力をご堪能いただきます。
【イベント】
記念講演会
「江戸絵画の見かた」
- 講師/安村敏信氏(日本美術史学者/一般財団法人北斎館館長)
- 日時/8月19日(土)14:00〜(開場は午後1時30分)
- 会場/酒田市勤労者福祉センター
- 定員/150名(参加申し込みは不要です)◉入場無料
◉主催/ | 公益財団法人 本間美術館 |
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◉共催/ | 酒田市・(公財)酒田市美術館・(公財)土門拳記念館・ 酒田市立資料館 |
【学芸員によるギャラリートーク】
日時/8月6日(日)14:00〜(45分程度)
会場/美術展覧会場
ー17世紀初頭から18世紀初頭までー
江戸時代前期は、瀟洒淡麗と呼ばれる新様式を確立し、粉本主義を基礎とした狩野派を中心に、
やまと絵の伝統を継承する土佐派、新しい装飾美を展開した琳派などが活躍しました。
狩野探幽《瀟湘八景図巻》(部分) 本間美術館蔵
- 伝 土佐光起《菊慈童図》 個人蔵 酒田市指定文化財
- 伝 土佐光起《菊慈童図》 個人蔵 酒田市指定文化財
- 伝 土佐光起《菊慈童図》 個人蔵 酒田市指定文化財
- 宗達派《紫陽花図》 個人蔵
- 喜多元規《隠元隆琦像》(部分)
本間美術館蔵 酒田市指定文化財 - 尾形光琳《網結恵比寿図》 本間美術館蔵
ー18世紀初頭から18世紀末までー
江戸時代中期は、上方の民間画壇が成熟し、中国やオランダからもたらされた絵画や画譜、
遠近法や陰影法といった西洋画の技法の影響を受けた、円山・四条派や文人画(南画)など
の特徴ある流派や個性的な画家が登場しました。
- 伊藤若冲《葡萄に鶏図》 個人蔵
- 北山寒巌《芙蓉白鷺図》 個人蔵
- 曾我蕭白《東方朔・西王母図》 個人蔵
- 曾我蕭白《東方朔・西王母図》 個人蔵
- 伊藤若冲《鶏図》 個人蔵
- 円山応挙《虎皮写生図》 本間美術館蔵
ー18世紀末から19世紀後半までー
江戸時代後期は、江戸の民間画壇が活性化して、文人画や洋風画などが独自の展開を果たしていきました。
- 岸駒《猛虎図》 本間美術館蔵 酒田市指定文化財
- 安田雷洲《赤穂義士報讐図》 本間美術館蔵 酒田市指定文化財
- 東東洋《青楓若松若鹿図》 山形美術館蔵
谷 長谷川コレクション - 東東洋《青楓若松若鹿図》 山形美術館蔵
谷 長谷川コレクション - 岡本秋暉《四季花鳥図》 個人蔵 酒田市指定文化財
- 岡田半江《米法山水図》 本間美術館蔵 山形県指定文化財