Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
企画展のみどころ
■主催/公益財団法人 本間美術館
■共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
■後援/酒田市・酒田市教育委員会
・開館時間/午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
・入館料/一般900円(810円)学生400円(350円)小・中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金になります。
※上記入館料で国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)」「清遠閣」もご覧いただけます。
屏風絵は、隅から隅まで楽しめる立体キャンバスです。
日本における屏風の歴史は古く、現存する最古の遺物としては奈良時代の聖武天皇の遺愛品「鳥毛立女屏風」にまで遡ります。平安・鎌倉時代には、風や視線を遮るとともに、室内装飾として欠かせない調度品として用いられていました。しかし、時代とともに様式が変化していき、鑑賞絵画としての需要が高まった桃山時代から江戸時代にかけては、墨の濃淡を用いた山水画、華やかな色彩の花鳥画や風俗画など、屏風ならではの大画面を活かした迫力ある絵が盛んに描かれるようになります。明治時代以降は、西洋文化の影響により調度品として用いられる機会が少なくなりましたが、展覧会という作品の発表の場ができたことで絵画の一形態として描かれ続けていくことになります。
本展では、江戸時代の土佐派や狩野派をはじめ、竹内栖鳳や小堀鞆音などの屏風絵を展示し、日本の伝統的な美のひとつとして楽しまれた屏風絵の魅力に迫ります。
【学芸員によるギャラリートーク】
日時/9月17日(日)14:00〜(45分程度)
会場/美術展覧会場
- 土佐派《源氏物語図屏風》(右隻) 江戸時代前期〜中期頃 個人蔵
- 土佐派《源氏物語図屏風》(左隻) 江戸時代前期〜中期頃 個人蔵
- 狩野常信《四季農耕図屏風》(右隻) 江戸時代前期〜中期致道博物館蔵
- 狩野常信《四季農耕図屏風》(左隻) 江戸時代前期〜中期致道博物館蔵
- 谷文晁《十二ヶ月山水屏風》(右隻) 文政元年(1818) 本間美術館蔵
[展示期間/9月8日〜27日] - 谷文晁《十二ヶ月山水屏風》(左隻) 文政元年(1818) 本間美術館蔵
[展示期間/9月28日〜10月17日]
竹内栖鳳《富士図》 明治時代 本間美術館蔵 酒田市指定文化財
- 小堀鞆音《忠孝之図屏風》(左隻) 明治40年(1907) 本間美術館蔵
[展示期間/9月28日〜10月17日] - 小堀鞆音《忠孝之図屏風》(右隻) 明治40年(1907) 本間美術館蔵
[展示期間/9月8日〜27日] - 《洛中洛外図屏風》(右隻) 江戸時代後期旧青山本邸蔵