Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
information最新情報
2022.10.11
次回展覧会小野幸吉と近現代の洋画家たち
昭和22年(1947)に開館した当館では、これまで酒田を代表する表現者、画家・小野幸吉(1909~1930)の芸術を紹介する展覧会を9回開催しています。幼少より病弱だった小野は、16歳頃から絵に熱中し、1930年協会展(独立展の前身)や第26回二科展などに入選するなど、20歳頃には新進気鋭の画家として高い評価を受けていました。順調に画家としての階段を昇り始めていた一方で、辛い病との闘いの日々を過ごし、昭和4年(1929)に病状が悪化、翌昭和5年(1930)に20歳と10ヶ月でこの世を去りました。しかし、その色褪せない強烈な色彩と筆力は、現在でも多くの人々に感動を与えてくれます。
本展では、開館75周年を記念し、当館で所蔵・保管している小野幸吉の作品と、中村彝、村山槐多、里見勝蔵、林武、松本竣介、熊谷守一などの近現代の洋画家たちの作品を一堂にご紹介します。観る者の心を激しく揺さぶる個性溢れる美をお楽しみ下さい。
2022.09.06
次回展覧会瑛九 -永遠の旅人-
瑛九(本名:杉田秀夫/1911~1960)は、前衛的な美術表現であったフォト・デッサン(印画紙に直接対象を置いて感光させる写真技法)をはじめ、油彩画、銅版画、リトグラフ、写真など多岐にわたる芸術分野で活躍したマルチ・アーティストです。昭和26年(1951)には、泉茂や早川良雄らとともに、公募展という枠の打破を主張する自由な芸術家団体「デモクラート美術家協会」を結成し、日本美術史に大きな影響を与えました。
本展は、瑛九が1956年から1957年にかけて集中して制作したリトグラフの作品を中心に紹介し、戦後の新時代を切り開いた前衛美術の先駆者である瑛九の偉業を再認識するものです。
2022.07.18
次回展覧会江戸時代の絵画 -百花繚乱の画家たちの競演-
今年で開館75年を迎えた本間美術館には、多くの篤志家からの寄贈や美術館
活動における収集によって、貴重な江戸時代の絵画が収蔵されており、当館を代
表するコレクションの一つとなっています。
本展は、開館75周年を記念し、当館のコレクションと庄内に伝わった江戸時
代の絵画の名品をご紹介する企画展です。17世紀初頭から19世紀後半に至る約
260年続いた江戸時代は、多くの個性的な画家が登場し多彩な絵画が生み出され
た、まさに百花繚乱ともいうべき華やかな時代でした。狩野探幽、尾形光琳、池
大雅、伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪などの江戸時代を代表する巨匠たちをはじ
め、白隠や仙厓などの禅僧たち、小野通女や清原雪信などの女流画家たちの創造
された美をお楽しみ下さい。
2022.07.12
館報第74号(7-9月号)発刊
館報第74号(7-9月号)が発刊されました。
当館の友の会会員の皆様にはお手元に届いているかと思います。
本号では、7月22日(金)からの展覧会「江戸時代の絵画 ー百花繚乱の画家たちの競演-」と9月9日(金)からの展覧会「瑛九 -永遠の旅人-」などの見どころを紹介しています。
また、各展覧会でギャラリートークも実施しますので、ぜひご参加下さい。
新型コロナウイルス感染状況により、今後の予定を変更する場合もございます。
変更がある場合は、ホームページやFacebookでお知らせいたしますので
ご来館前にチェックをお願いします。
※館報は、酒田市内を中心に県内の関係施設に設置していただいております。