Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
企画展のみどころ
茶の湯の世界 中国絵画とともに
茶道具の名品と禅僧や画家の中国絵画をご紹介
戴進《周茂叔愛蓮図》15世紀(明時代前期)館蔵
禾手天目茶碗 附 堆朱屈輪文天目台
13世紀(南宋時代) 館蔵
大西浄林作 八景釜
17世紀(江戸時代前期) 館蔵
会 期
令和元年5月30日(木)〜7月9日(火)
※期間中は休館日はありません
会 場
本間美術館・美術展覧会場
◉開館時間/午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
◉入 館 料/一般/1,000円(900円)高・大学生/450円(400円)小・中学生/無料 ※( )内は15名以上の団体入館料
上記入館料で国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)」「清遠閣」もご覧いただけます。
◆主催/公益財団法人 本間美術館 ◆共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
◆後援/酒田市・酒田市教育委員会
当館学芸員によるギャラリートーク
◉6月9日(日)午後2時より(45分程度)
清遠閣茶会
・6月2日(日)
江戸千家不白会庄内支部
・7月7日(日)
裏千家淡交会庄内支部酒田地区
茶道具の絵柄・色・形に注目し、茶人たちの美意識と客人を楽しませるもてなしの器
中国から遣唐使を通じて日本にもたらされた茶は、鎌倉時代に禅宗の隆盛とともに点茶(現在の抹茶)として武家を中心とする権力者たちの間で流行しました。同時に、茶を楽しむための道具も礼儀や格式を重んじて厳選されます。
茶碗や茶入に代表される茶の道具は「唐物」「高麗物」「和物」と産地により大別していますが、いずれの道具も華飾をそぎ落とし自然で簡素なものに見えつつも、深い思想と細かな計算、 工夫と技術を内に秘めているように感じられます。
本展では、茶道具の絵柄・色・形に注目し、茶人たちの美意識と客人を楽しませるもてなしの造形をご紹介します。
また、館を代表する茶道具の名品とともに禅僧や画家による中国絵画と、1994年と2005年に当館で個展を開催した現代水墨画家・李庚氏(北京出身)の作品もお楽しみ下さい。
c h a n o y u
色に魅せられる
唐三彩香炉 7~8世紀(唐時代) 館蔵
絵柄をたのしむ
安南染付龍虎文水指 17世紀(ベトナム・バッチャン窯)
山形県指定文化財 館蔵
かたちで遊ぶ
割高台茶碗 16世紀(李朝時代)
山形県指定文化財 館蔵
中国・北京生れの水墨家である。
幼い頃より水墨画に親しみ、世界児童絵画コンクールや
世界青年友好芸術祭で入選するなど、注目をあびる。
一九七〇年の来日以降、関西を拠点にし、
各地で作品を発表し活躍。
現在、京都の造形芸術大学教授を務めている。
《山水図》 館蔵
《柳塘荷風》 館蔵
- 楊西亭《山水図》17~18世紀(清時代前期) 館蔵
- 陳賢《観音像》15世紀(明時代)酒田市指定文化財 館蔵
- 高基佩《人物山水図》17~18世紀(清時代前期) 館蔵
- 黄慎《官人出猟図》18世紀(清時代中期) 館蔵
- 陳洪綬《仙家萬寿図》17世紀(明時代末~清時代初) 個人蔵
- 雪機定然《達磨図 独立賛》17世紀(江戸時代前期) 個人蔵
- 大鵬正観《墨竹図》18世紀(江戸時代中期) 個人蔵